ハードディスクの増設(2ヶ)と「HD Tune」によるベンチマークテスト


TV録画をすると、ハードディスク(HDD)の空きがすぐなくなりますね。そこで、データ用に1TBのHDDを増設することに、遅ればせながらTB時代に突入です。ついでに、バックアップ用としてもう一つ1TBのHDDを購入、結局、1TBのHDDを2個増設しました。一つは、品質に定評のある日立製を、もう一つは、最近、静音で性能アップしたと伝えられるサムスン製を購入。よい機会なので、既設+増設、計3ヶのHDDのンチマークテストを、HD Tnueを使って行いました。
既設HDD:Hitachi HDT721032SLA360(320GB) 3.5inch...HDD-H1 \4243(2009.8購入)
接続 SATAU0
ドライブ構成 C プライマリーパーティション NTFS 29.29GB Windows XP
D 拡張パーティション 論理ドライブ NTFS 63.47GB Windows 7、アプリケーション
E 拡張パーティション 論理ドライブ NTFS 205.31GB (空き)

増設HDD:Hitachi HDS721010CLA332(1000GB) 3.5inch...HDD-H2 \4449
接続 SATAU1
ドライブ構成 F 拡張パーティション 論理ドライブ NTFS 931.50GB Data専用
増設HDD:SAMSUNG HD103SJ(1000GB) 3.5inch...HDD-S \4770
接続 SATAU2 :5インチベイにモービルラックを取り付け、HDDを設置。
HDDの電源on-offを容易にした(通常off Backup時のみon)
ドライブ構成 G 拡張パーティション 論理ドライブ NTFS 931.50GB Data Backup専用
HDD-H2、HDD-Sの構成ですが、このままWindows7の「コンピュータ管理」場面で設定すると、プライマリーパーティションしか選択できないので、少し心配になります。というのは、既存のHDD-H1が、プライマリーパーティション+拡張パーティションという構成なので、増設のHDD-H2、HDD-Sをプライマリーパーティションにした場合、これらが[C]と[D]の間に割り込む恐れがある?? 拡張パーティション(論理ドライブ)にすれば、確実に[F]あるいは[G]ドライブになるはず。拡張パーティションにする方法は、2つあります、Windows7のコマンドプロンプトで「diskpart」を使う方法とWindowsXPのコンピュータ管理場面で設定する方法ですが、せっかく、マルチブートにしてあるので、Windows XPで設定することにしました。
※もっとも、初めからHDD-H1をすべて、プライマリーパーティションで切れば、上記のような懸念はなかったはず。
HD Tuneによるベンチマーク(室温20℃)
HDD-H1
HDD-H2
HDD-S

□一年半前購入の[HDD-H1]と比較すると、増設の二台ともTransfer Rate、Access Timeに進化が見られます。
□ところが、増設した日立とサムスンを比較すると、日立の方がAccess Time、Burst Rateとも断然よいですね! しかも、黄色の点(Access Time)の分布にまとまりがあります、起動ディスクとしても信頼性が高いように思いますね。今回は、日立もサムスンもデータ用なので、性能よりも故障が問題なのですが...
□購入前の評判では、日立はアクセス時に「ガリガリ」という音がする、サムスンは「静音」という事なのですが、私は、日立の「ガリガリ」音、あまり気になりません。
□上のグラフでは、[HDD-S]の温度が24℃、他のHDDは28℃になっています、この原因は[HDD-S]を5インチベイ・モービルラックに取り付けており、そのモービルラックにはFANがついているからと思われます。HDDのサーマルスペックは0-60℃ということですが、気になる場合には、FAN付きラックに入れればよいということですね。
  • 今後の課題としては、Windowsの新バージョンの起動ディスクには、日立の小容量のHDD(160GB)を使う
  • 増設HDDの使い方としては、
    • 通常、データーは[HDD-H2]に蓄積して、整理する
    • 一週間に二度程度、[HDD-S]に通電し、[HDD-H2]から[HDD-S]へRobocopy コマンドでコピーする
  • ここで使用した「HD Tune」はEFD Softwareサイトからダウンロード可能、個人使用に限り無料
    機能の充実した「HD Tune Pro」は$34.95 USDとのこと


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