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ミラーリングコマンド-Robocopy-を使って、ハードディスクやフォルダをバックアップする手順

Windows7,コマンドプロンプト場面で「>Robocopy /?」 の解説を基にし、主題に適した基本的な使用方法
基本的な使用(シンクロ)パターン
  • >ROBOCOPY[コピー元ディレクトリ] [コピー先ディレクトリ]/MIR
    △は半角スペース
  • 各種オプションをつける
    • /R:0 : 失敗したコピーに対する再試行数(この場合、失敗しても再試行しない)
    • /LOG:copy.txt : コマンド実行状況をログ(copy.txt)に残す
      /LOG+:copy.txt : 同じログファイル(copy.txt)に追加記入されます
    • /TEE : コマンド実行状況をコンソール ウィンドウとログ ファイルに出力します
    • /NP : コピーの完了率を表示させないことで、ログが短くなります
具体的な使用(シンクロ)パターン
  • [ドライブE]のデータすべてを[ドライブF]にミラーする
    • >ROBOCOPYE:\F:\/MIR/R:0/LOG+:copy.txt/TEE/NP
  • [ドライブE内の保管庫]のデータすべてを[ドライブF内の保管庫]にミラーする
    • >ROBOCOPYE:\保管庫\F:\保管庫\/MIR/R:0/LOG+:copy.txt/TEE△/NP
Tips
  • 何度かRobocopyを使ってみて、自分のオプションが決まったら、バッチファイルで実行しましょう
    • テキストでROBOCOPYE:\F:\/MIR/R:0/LOG+:copy.txt/TEE/NP等と書く
    • そのファイル名をtrial.bat等として保存する
    • このバッチファイルtrial.batを、Windowsのあるドライブのルートに置く(通常Cドライブのルート)
    • コマンドプロンプトで、ディレクトリーをルートに変更して、trialと打てばコマンドが実行される
    • 実行状況を記録したログcopy.txtはバッチファイルの下あたりに生成される
  • バックアップに使うハードディスクの寿命を延ばすため、常時通電を回避する方法、2つ
    1. Robocopyを実行する時以外は、ハードディスク(SATA)の電源ケーブルを抜いておく
    2. 電源スイッチ付きのハードディスクラックを利用する、通常、5インチベイ収納用のラックが主流

ROBOCOPYを実行すると、[コピー元ディレクトリ]と[コピー先ディレクトリ]は全く同じになり、バックアップは完成する。このコマンドの優れている点は次の点にある
  1. コピー元ディレクトリにあるファイルを編集した後、ROBOCOPYを実行すると、コピー元ディレクトリにある全てのファイルがコピー対象になるのではなく、変更のあったファイルだけコピー対象になる
  2. コピー元ディレクトリにあるファイルが削除されている場合、ROBOCOPYを実行すると、コピー先ディレクトリの対応するファイルも削除される
Robocopyコマンドは、WindowsVista Windows7 に標準装備されている


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