□原子力発電のゆくえ(5)□
[ストレス評価と原発再稼働]
原子力発電所の事故から一年が経過した、ほとんどの原発は稼働を停止したまま、ストレステストの評価待ちという状態である。2月13日に、原子力安全・保安院は原子力安全委員会に対して「福井県関西電力大飯原発3・4号機」のストレステストは妥当である旨、報告した(1次評価)。間もなく、原子力安全委員会も、1次評価としては妥当であるとの確認コメントを出す段取りと、マスメディアは報じている。
しかし、3月14日の参議院予算委員会の質疑では
- 【斑目原子力安全委員会委員長】
総合的な安全評価には、1次評価だけでは不十分で、2次評価まで必要
- 【野田総理】
1次評価で安全が確認されれば、大飯原発3・4号機の再稼働は政治判断になる
どうして、政府内で議論がかみ合わないのか...こちらに続く |